緑茶を淹れる時は、沸かしたてのお湯を適温に冷ます必要がある。お茶っ葉を買うと袋に何℃のお湯を何mlと書いてあるけれど、あれは沸かしたてのヤカンのお湯を別の容器に移したりして冷ますのだ。一回移し替えるごとに10℃下がるというのが目安のようだ。
実際温度計で計って実験した人によると、コンロの火を止めて30秒くらいで95℃程になっているものらしい。
それでは熱すぎるので湯冷ましという物に一旦お湯を移して冷ますのだけれど、私は持っていないので湯のみやマグカップで代用している。別にそれでも問題はないし、むしろお湯を冷ますのと同時に湯のみも温められるので合理的ではある。
ただ私の注ぎ方が悪いのかもしれないけれど、湯のみから急須にお湯を移す時に必ずと言っていいほどお湯がこぼれる。それに取っ手のついたマグカップなら良いけど薄手の湯のみの場合、熱湯を入れるとすぐに湯のみ全体が熱くなってしまい、急須に移し替えようとして手に取るとアチチ・・・となる。
注ぎ口のある湯冷ましがあれば移し替える時にお湯をこぼさなくても済むだろう。取っ手が無くても厚手の陶器の片口ならアチチ・・・とならずに注げると思う。
近所の日本茶カフェではお茶を急須ごと出してくれる。一煎目はお店の人が湯のみに注いでおいてくれるのだけど、二煎目以降は自分でお湯をポットから注ぐのだ。その時急須のお茶を、ガラス製の手のひら大のピッチャーのような物に一旦入れてから湯のみに注ぐように言われる。ガラス製のピッチャーはこの場合、お茶の濃度を均等にするために使っているのだけれど、これを湯冷ましの代わりに使うというのはどうだろう?
濃度を整えるために急須のお茶を入れた時もお茶の色がきれいに見えるし、なかなか良いような気がする。
という訳で最近は、陶器の湯冷ましを探してみようか、カフェでガラスのピッチャーを買おうかと悩んでいる。