茶葉の計量

お茶の美味しい淹れ方を調べると必ず、「茶葉何gに何ミリリットルのお湯を注ぐ」と書いてある。
お店をやってるわけでもないのに、家で毎回毎回茶葉やお湯を計ってられるもんか!と思う。確かにそうだ。
リラックスしたくてお茶を飲むのに、いちいち計りや計量カップを出して机の上をいたずらに散らかすのではストレスになってしまう。
それで調べていたら、いつも使っている茶さじでいつものように茶葉をすくったら何gになるか一度計っておくとよいという話を聞いてなるほどと思った。

早速いつも使っている茶さじと計りを用意して、いつも通りにすくった茶葉を計ってみた。そうすると茶葉の重さは6g。私は一人暮らしなので当然いつも一人分のお茶を淹れるわけだけれども、一人分の茶葉の分量は2~3gとなっていることが多いのでいつもは茶葉が多すぎたということだ。
そこで今度は同じ茶さじで、ちょっと少なめにすくって計ってみると今度は適量の2g。このすくい加減を覚えておけば今度からは毎回適量の茶葉でお茶を淹れられるというわけだ。

一人分の茶葉の目安としてティースプーン一杯分と書いてあるものも多いのでついでに計ってみた。そうすると、我が家のティースプーン一杯分の茶葉は3gだったのでティースプーンで計っても良いようだ。

あと、同じ要領でお湯も計量カップで適量とされている量を計っていつも使っている湯のみに注いでみると良い。この湯のみにこのくらいの量が適量、と覚えておけば毎回計量カップを持ち出す手間から開放される。

湯冷ましが欲しい

緑茶を淹れる時は、沸かしたてのお湯を適温に冷ます必要がある。お茶っ葉を買うと袋に何℃のお湯を何mlと書いてあるけれど、あれは沸かしたてのヤカンのお湯を別の容器に移したりして冷ますのだ。一回移し替えるごとに10℃下がるというのが目安のようだ。

実際温度計で計って実験した人によると、コンロの火を止めて30秒くらいで95℃程になっているものらしい。
それでは熱すぎるので湯冷ましという物に一旦お湯を移して冷ますのだけれど、私は持っていないので湯のみやマグカップで代用している。別にそれでも問題はないし、むしろお湯を冷ますのと同時に湯のみも温められるので合理的ではある。

ただ私の注ぎ方が悪いのかもしれないけれど、湯のみから急須にお湯を移す時に必ずと言っていいほどお湯がこぼれる。それに取っ手のついたマグカップなら良いけど薄手の湯のみの場合、熱湯を入れるとすぐに湯のみ全体が熱くなってしまい、急須に移し替えようとして手に取るとアチチ・・・となる。
注ぎ口のある湯冷ましがあれば移し替える時にお湯をこぼさなくても済むだろう。取っ手が無くても厚手の陶器の片口ならアチチ・・・とならずに注げると思う。

近所の日本茶カフェではお茶を急須ごと出してくれる。一煎目はお店の人が湯のみに注いでおいてくれるのだけど、二煎目以降は自分でお湯をポットから注ぐのだ。その時急須のお茶を、ガラス製の手のひら大のピッチャーのような物に一旦入れてから湯のみに注ぐように言われる。ガラス製のピッチャーはこの場合、お茶の濃度を均等にするために使っているのだけれど、これを湯冷ましの代わりに使うというのはどうだろう?
濃度を整えるために急須のお茶を入れた時もお茶の色がきれいに見えるし、なかなか良いような気がする。

という訳で最近は、陶器の湯冷ましを探してみようか、カフェでガラスのピッチャーを買おうかと悩んでいる。

トップバリュSELECT 一番摘みシリーズ

最近はスーパーでもお茶のコーナーをしげしげ見るようになったが、この間イオンが色んな種類のお茶を出している事に気づいた。
“トップバリュSERECT”というブランドなのだけど私の行った店舗には、やぶきた煎茶・八女煎茶・宇治煎茶・やぶきたゆたかみどり煎茶と4種類のお茶があった。全て100g入で750円~1000円未満だった。

今回は最近八女茶が気になっていたので八女煎茶、それから同じ九州産の茶葉を使っているという事でやぶきた煎茶を購入した。

色んな種類のお茶を飲んでみたいのだけれど1人暮らしで200g入は多いし、お茶屋さんのお茶は100gで1000円以上というものも結構ある。そういうものかもしれないが、ちょっと試してみたいだけの私には少し高い。近所のお店の八女茶は80gで1150円という値段で気にはなるけど買えずにいた。そんな時に1000円未満で買えるこのお茶はうってつけに思えた。

丹波ささやまのお茶 2

お茶の入れ物やパッケージばかり写真に撮っていたので、淹れたお茶も写真に撮ってみた。
この前祖母にもらった、ティーバッグの丹波ささやま茶はこんな感じ。

丹波茶は今から1200年も前の平安時代初期に嵯峨天皇の勅命により栽培が始められたとか。
お茶といえば私は少し前まで静岡と京都のイメージしかなかった。丹波茶なんてマイナーなお茶だと思ったけど、江戸時代には丹波茶は篠山藩の特産物として大阪へ出荷されており、大阪で流通するお茶の半分が丹波茶だったという記録もあるらしい。

こういう話を聞くとティーバッグのお茶の味もなんだか歴史を感じられる。

和菓子ワークショップとお抹茶


美術館のワークショップに参加してきた。展覧会で展示されている作品をもとにして、自分で和菓子をデザインして作るという内容だ。

①紙に和菓子のデザイン案をいくつか描き、お菓子として完成させられそうなものを選ぶ。
②デザインが決まったら、練習用の生地で試作してみる。生地は”こなし”というもので粘土のように自由に形が作れるが、薄くしたり細い紐状にするとちぎれやすいし、ずっと触っていると手に生地がひっついてくるので少し扱いにくい。また、食用の色素で色をつけることもできるけれど、しっかり混ぜないと色むらができてしまう。私は色がマーブル状になっていたので、本番では均一に混ぜるように注意されてしまった。
③試作ができたら本番用の生地と餡が配られる。生地で餡を包み、先に取り分けておいた飾り用の生地や型押しなどでイメージに近づけるように仕上げていく。

ちなみに私はこんなお菓子を作りました。

全員のお菓子が完成したら、美術館内にある茶室に移動した。そこで先程自分が作ったお菓子と共に、講師の人が点ててくれたお抹茶をいただけるのだ。お茶碗はこの日のために地元の作家さんに作ってもらったものだそうだ。
普通のお茶会でお抹茶をいただくのもおいしいけれど、自分の作ったお菓子と一緒に特別なお茶碗でいただくお茶はとても美味しかった。今日のお茶の味は、お菓子作りの体験やお茶室の風景と共に特別な思い出になりそうな気がする。