茶殻でお掃除

お茶を飲んだ後の茶殻をそのまま捨てずに活用する方法が色々とあるのはネットや本で知っていたけど、実際にやってみたことはない。でも、いつも飲んだ後のお茶っ葉を捨てる時にはちょっぴりもったいない気持ちになっていた。

お茶には消臭、抗菌、洗浄の作用があるそうだ。そこでまずは普段お茶を淹れる台所の掃除に使ってみるのが良いかなと思ったので、今日は茶殻でコンロの掃除をしてみることにした。
うちのコンロは濃いグレーで五徳は黒いので見た目にはそんなに汚れてはいないけれど、煮汁がこぼれたり炒め物の油が飛んだりしているはずだ。

今日の午前中にお茶を飲んだ後のティーバッグ2つの水気を切り、乾かしてとっておいた。そして夕方帰ってきてから早速掃除に取り掛かった。
乾いたティーバッグに少し水を含ませて五徳をゴシゴシ擦る。するとティーバッグに含まれた水が黒くなってシンクにポタポタ落ちた、汚れが落ちているようだ。コンロの天板ももう1つのティーバッグで擦った後、かたく絞ったタオルで拭きとった。
私は普段コンロの掃除に洗剤を使っているが、今日茶殻で掃除してみたら普段と変わらないくらいきれいになった。
頑固な汚れは落ちないかもしれないが、軽い汚れならこれで充分ではないかと思う。それに掃除が終わった後、コンロの辺りが緑茶の良い香りになってちょっとうれしかった。
茶殻を使えば毎日気軽に掃除できそうだし、今までお茶っ葉を捨てる時に感じていた少しの罪悪感も減らせそうだ。

丹波ささやまのお茶


祖母の家に行ったら沢山あるから、と言ってお茶をくれた。それで最近はその貰ったお茶を飲んでいる。

どちらも地元のお茶専門店で買ったもののようだ。写真の左側のものは国産としか書いていないけれど綺麗なきみどり色で爽やかな味と香りという感じで美味しく飲んだ。
最近はこういうテトラ型のティーバッグに入ったお茶をスーパーでもよく見かける。以前はティーバッグ入りの日本茶を何となく邪道なように感じていたけれど、今は日常で気軽にお茶を楽しむために便利なので結構いいと思っている。

ところで今日は、左側のお茶を飲みきってしまったので写真右側のお茶を新しく開けた。こちらは丹波篠山産のお茶。昨日まで飲んでいたお茶に比べると、苦味や渋味が強めだけど甘みも感じられるような気がした。こういうのを素朴な味、というのかもしれない。昨日までのお茶のような爽やかさとかすっきりした感じとは違う、よそゆきのお洒落な服ではなくて木綿の普段着という感じだ。なんとなく懐かしくてほっとする。お客さんに出すよりも自宅で普段使いしたい味だ。さっき甘みが感じられると書いたけれど、この懐かしい感じが甘さを感じさせるのかもしれない。
「サザエさん」の波平さんが家でよく飲んでいる緑色のお茶があるけれど、あれはこの丹波ささやまのお茶のような味がするのではないかと勝手に思っている。

水筒の日


昨日はタンブラーだったけど水筒をもって行く日もある。 単純にタンブラーより沢山入るのと、中身の温度を保ってくれるからだ。

何年か前、熱い緑茶を水筒に入れて大失敗したことがある。多分想像がついたと思うけれど、朝入れたお茶を昼ごろに飲もうとしたらお茶が茶色く変色して味も変わってまずくなってしまっていた。
調べたらこれは、緑茶を魔法瓶などで高温のまま保存するとカテキンが酸化してこのような事になってしまうらしい。温度が高いまま、というのが問題なので淹れたお茶を素早く冷やして冷たい状態で持ち歩けば変色は防げるらしい。
そう言われてみれば夏に、水出しとかぬるいお湯で出した緑茶をガラスのピッチャーに入れて冷蔵庫で丸一日保管した事があったけれど、色は鮮やかな緑色のままだった。

冷たい緑茶を水筒に入れるのも機会があれば試してみたいけれど、私は水筒の日は焙じ茶や麦茶を入れて行く。時間が経つと多少は味や香りが落ちるだろうけど、緑茶ほど激しい変化はないのでそれほど気を使わなくていいのが良い。
今日は夏に買った、麦茶にハトムギやどくだみ、黒豆やルイボスティーなどがブレンドされているお茶が余っていたのでそれを入れた。こういうお茶は「茶の葉から作ったお茶」とは違う味や香りが楽しめるし、緑茶には無い体に良い成分も含まれていたりするらしい。緑茶以外の色んなお茶もこれから時々試してみよう。

スタバのタンブラーで緑茶


朝の目覚ましにはコーヒーと思っていたけど、緑茶にもコーヒーよりは少ないけれどカフェインが含まれている。それで最近は朝に緑茶を飲むことにしている。
けれど仕事に行く日の朝は起きるのが遅いのもあって、なかなか家でゆっくりお茶を飲む時間がない。それで家にあったスタバのプラスチックのタンブラーにお茶を入れて通勤中の車内で楽しんでいる。

このタンブラーは前の職場の同僚で京都出身の人が、帰省のお土産に買ってきてくれたものだ。以前はスタバのタンブラーらしく中にコーヒーを入れて仕事中に使っていたけれど、今は緑茶専用だ。

ちなみにこの、タンブラーで緑茶を持ち歩くというアイデアも茶柱倶楽部という漫画を読んで思いついた。漫画ではタンブラーに直接茶葉を入れておき、飲みたいタイミングでお湯を注いでいた。
私は車に乗ってすぐに飲むし、中に残った茶葉を捨てるのが面倒なので急須で淹れたお茶をタンブラーに入れているが、茶葉をそのまま持ちあるき、出かけた先で淹れたてのお茶を楽しむのも悪くないと思った。

茶柱倶楽部


今年の初め頃、近所に日本茶カフェがあるのを知った、自転車で数分の距離にある割と新しいお店だ。

日本茶の専門店、というのでうんちくを垂れてくるじじいがやってる店なのかと思っていたけれど、若いご夫婦がやっていて明るい雰囲気なので気に入った。

そのお店に「茶柱倶楽部」という漫画が置いてあって、この夏はすっかりこれにはまってしまった。この漫画を読むために毎週通った程だ。

主人公の女の子が日本茶の奥深さと楽しさを伝えるために全国を旅するという漫画。

日本茶カフェと漫画のおかげで私も日本茶の楽しさに目覚めてしまったかもしれない。