松屋銀座の地下にある「茶の葉」。仕事の合間にリフレッシュのために訪れた。店頭では茶葉などの販売もしている。喫茶の店内に一歩入ればデパートの喧騒を忘れてしまうような、少し薄暗くて落ち着いた居心地の良い空間。
ここではお茶とお菓子のセットを頼んだ。お菓子はほうじ茶のお団子。お茶は「阿寺」というお茶で静岡県の山間部で少量作られているお茶だそうだ。このお茶は品種改良されたお茶に比べて、本来のお茶の味や香りを持っているのだとか。今日ではあまり生産されなくなっているという意味で貴重なお茶だそうだ。
こちらのお店は茶の本来の魅力というのを大切にしていて、色んな茶葉をブレンドしないで各地から集めたり、仕上げの段階でも茶葉の見た目を美しくする加工工程を省いていたりするそうだ。
また茶の味わいの違いをストロング、マイルド、ソフト、ライトという言葉で表している。お茶に詳しくなくても、どんなタイプのお茶か感覚的に分かるようにという工夫なのかな。私の飲んだ阿寺はストロング。
今は品種改良や色んな技術が発達して、昔より種類も豊富で高品質なお茶が沢山あるんだろうな、と何となく想像する。その分元々のお茶本来の味わい、というのにはちょっと興味をひかれる。
「茶の葉」ではお茶も美味しかったし、お店の雰囲気がとても気に入った。店員さんがとても感じが良くて、お茶に関する質問にはとてもハキハキと楽しそうに答えてくれてこちらも楽しくなった。遠いので度々行くことが出来ないのが何とも残念だけれど、東京に行く機会があれば他のお茶も試してみたい。